1838人が本棚に入れています
本棚に追加
今日は綾さん達の学祭の日。
昨日の夜から楽しみで、なかなか寝付けなかったが、櫂翔に抱かれていると、いつの間にか寝ていた。
朝もいつもより早く起きて準備をしてから、櫂翔を起こす。
「櫂翔…櫂翔おきて?」
「…………ん?」
「おはよう櫂翔。今日は綾さん達の学校に行くんでしょ。早く準備して?」
私の言葉に櫂翔は手を伸ばし携帯で時間を見ていた。
「……李遠…。いくらなんでも早すぎだ。ほらもぅ少し寝るぞ?」
「えぇ~。もう8時だよ?綾さん達の所まで時間かかるから、早く行こうよ?」
「単車で行くから、そんなにかかんねぇよ。」
「うぅ~。じゃあ途中で買い物して行くからぁ…」
「…はぁ…。…わかったよ。」
「ありがとう櫂翔。」
いくら言っても解らない私に、渋々櫂翔が起き上がった。
櫂翔が起きてくれたのが嬉しくなり、櫂翔に抱き着くとそのままキスされる。
暫くすると櫂翔の唇は離れ、櫂翔はタバコに火をつけた。
ギュッと櫂翔に抱き締められていたから、動けずに櫂翔の膝にいるとライチがやってきた。
最近ベッドに自分で乗れる様になったライチは、ピョンと飛び乗り私の膝に乗った。
櫂翔がタバコを吸い終わるまで暇な私は、ライチと遊びながら待っていた。
櫂翔がタバコを消すのを見たライチは私から離れ、櫂翔にすりよって行った。
「ニャ~ニャ~」
「あぁ、おはよライ。」
「ニャ~。」
櫂翔はライチを撫でてから私を膝から下ろした。
三人でリビングに行き、私はライチのお泊まり道具を用意した。
その間に櫂翔は自分の準備をしていて、ちょうど一緒に用意出来た。
用意が出来た私達はライチをカバンに入れて、荷物を持って実家に向かった。
最初のコメントを投稿しよう!