十章

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二人はいいよって言い、テーブルに案内してくれた。 『はい李遠。メニューよ。ここはデザートカフェなの。』 そう言いながら、みぃさんがメニューを差し出してくれたから、見てみるとケーキやクッキー、マフィンがあるみたいだ。 「月さん。オススメは?」 『ん?李遠ちゃんにオススメはこの“特製プレート” いろんなのが食べれるよ。』 「じゃあそれください。…あ…櫂翔は?」 「俺はコーヒーだけでいい。」 『『『はぁい。すぐお持ちしまぁす。』』』 綾さん、みぃさん、月さんは返事をすると席を離れていった。 暫く魁さんと櫂翔と話していると、綾さんが戻ってきた。 『はい、お待たせしました。特製プレートとコーヒー2つ。李遠ちゃんの飲み物は紅茶にしてみたよ。』 「うわぁ。ありがとう。」 特製プレートはメニューに書かれてたほとんどがのっていた。 綺麗に盛り付けてあるデザートに感動しながら、食べ始めた。 「うわぁ…おいしい…」 ニコニコしながら食べる私を見て、魁さんと櫂翔は笑っていた。 「クスクス。良かったな李遠。」 「うん!櫂翔も食べてみて?おいしいよ?」 美味しさを櫂翔にも解って欲しくて、スプーンに少しのせ櫂翔に差し出した。 「…ん。上手いな。」 「でしょ?」 そう言いながら食べ、すぐに完食してしまった。
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