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楽しい時間は過ぎるのが早く、遅くなって来たので櫂翔達とホテルに向かう。
綾さんは泊まればいいのに…っと言っていたが、明日も学祭がありそれを見に行くと約束して別れた。
前に泊まったホテルにつき、櫂翔と部屋に行き一息ついた。
「ふぅ~。」
「疲れたか李遠?」
「ん?ちょっとね。でも大丈夫だよ。」
「そうか。楽しかったか?」
「うん。でも熾遠達まで来るとは思わなかったね?」
「…予想はしてたけどな。」
「そうなの?」
「あぁ。浮かれてる李遠見ながら何か企んでたからな。」
「…気付かなかった…。」
「クスクス。そうだろうな。」
櫂翔は私の頭を撫でながら言う。
「ねぇ櫂翔?」
「ん?」
「これ…いつ行くの?」
「来週にでも行くか?」
「本当!?」
「あぁ。」
「じゃあ…銘ちゃんも誘ってイイ?」
「そうだな。」
櫂翔と話ながらフッと思いだし聞いてみた。
「…そう言えば…銘ちゃん何で来なかったんだろ??」
「さぁな。熾遠にでも聞いてみな。」
「うん。」
「さて…風呂入ろうか?」
「うん…って…何で抱き上げるの?」
そう…櫂翔はお風呂に入ると言いながら、私を抱き上げ歩き出した。
「一緒に入る為に決まってんだろ?」
「えぇ!?」
「なんだよ?イヤなのか?」
寂しそうな顔をしながら聞いてくる櫂翔に嫌とは言えなかった。
「…ぅ…ぁ…イヤじゃ…ないけど…。」
「けど何だよ?」
「………恥ずかしい………」
「今更か?散々見てんのにな。」
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