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櫂翔と駅前の大きなデパートに来た。
櫂翔と手を繋ぎ、色々なお店を見ながら、必要な物を買い揃えていく。
櫂翔との買い物が嬉しくて、はしゃぎすぎ疲れ始めてきた時、櫂翔が言った。
「李遠?少し休憩するか?」
その言葉に頷き、櫂翔とカフェに入った。
お昼がまだだった私たちは、そこでご飯も食べる事にした。
櫂翔と色々話しながら、楽しくご飯を食べた。
「次は何が欲しい?」
櫂翔に聞かれ考えた。
「ん~?だいたい買ったから、もう大丈夫かな。」
「そうか。なら帰るか。」
「うん。」
そう話し立ち上がり会計にいく。
「櫂翔。私が払う。」
「いいから気にするな。」
「でも…今日の買い物全部出して貰ってるし…」
申し訳なくて言えば、櫂翔は私の耳元で囁いた。
「じゃあ、後で李遠からキスしろ。」
「えっ!?」
ぽっと顔が赤くなり、茫然としている間に櫂翔はお金を払ってしまった。
そして、私の手を握り歩きだした。
買い物を終えて、櫂翔のマンションに帰ってきた。
部屋に入り、荷物を片付けながら聞いた。
「櫂翔?ご家族は?」
「あぁ。実家。家は高校入学したら独り暮らしさせられるんだ。まぁ…気楽で良いけどな。」
「へぇ。じゃあここには櫂翔だけなんだ。」
「今まではな。今日からは李遠が一緒だろ。家の中では遠慮するなよ?ここは今日からお前の家でもあるんだからな。」
そう言われ、嬉しくなり微笑みながら頷いた。
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