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櫂翔のバイクに乗り、学校に行く。
blue moon総長のバイクの音に、通学中の生徒の注目を集めた。
駐輪場につき、バイクから降り、櫂翔と下駄箱まで歩き、 教室までついて来ようとした櫂翔に言う。
「櫂翔、ここでいいよ。」
「あ?教室までついてってやる。」
「大丈夫だよ。すぐそこだから…。ね?」
「…わかった。なんかあれば電話してこい。」
「うん。じゃあお昼にね。」
なんとか櫂翔を納得させ、私は一人教室に向かった。
教室に入ると、まだ葵は来ていなく、ギャル達がまた騒ぎだした。
「ちょっと結城さん!?」
「なんで櫂翔さんの後ろに乗ってくるのよ!!」
「いい加減にしなさいよ!!」
「あなた迷惑かけてるの、わかってるの!?」
そう騒ぐ女達に、いい加減めんどくさくなり言う。
「はぁ…。この前も言ったけど、迷惑かどうかは櫂翔達が決めること。あなたたちには関係ない話よ。それに…櫂翔達に話かけられもしない貴方達が、櫂翔達の何が解るの?」
そう言うと、女達は逆ギレしはじめた。
「なっ!」
「じゃあ貴方は彼らの何を知っているの!」
そう叫ぶ女達を冷たい目で見た。
「貴方達よりは知ってる。」
そこまで言うと、先生が教室に入ってきた。
女達は悔しそうに、私を睨み付け席に戻って行った。
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