三章

23/23
前へ
/592ページ
次へ
近くのショッピングモールまで四人で歩く。 私は銘ちゃんと並びながら話をした。 櫂翔と熾遠が歩く事はそんなにないから、私達の後ろを歩く二人には、女の子達の悲鳴に近い声が響いていた。 「櫂翔も熾遠も相変わらず人気ね。」 「うん。学校でも櫂翔達騒がれてるしね。でも…いるとこすぐ解るから、便利は便利何だけど…煩いよね?」 「確かに。私は大分慣れたけどね。」 「銘ちゃんも熾遠の彼女って有名なんだよね。今日学校で聞いたよ。」 「それほどでもないよ?ただいつも熾遠と行動してただけなんだけどね。」 「でも皆から認められてるよ?今日言われたよ。私がいたら銘ちゃんに迷惑だって。」 「誰に?」 「クラスメート?」 「何それ?李遠ちゃんは熾遠の妹だし、櫂翔の彼女なんだから迷惑なんかじゃないのに。」 「多分熾遠の妹とは知らないからかな。まぁ…言い返したけどね。」 「あはは。李遠ちゃん強いね。何かされてるなら早めに櫂翔に言いなよ?李遠ちゃんに何かあれば櫂翔がキレるよ?」 「うん。熾遠にも言われたよ。」 「そっか。じゃあ今は買い物楽しもう?」 「うん。」 銘ちゃんと話ながら雑貨屋さんに入った。 櫂翔と熾遠は入り口近くで待っていて、中には入って来なかったから、銘ちゃんとゆっくり見ていた。 それから色々周りを、外もしっかり暗くなり、ご飯を食べて帰る事にした。 今回は中華料理のお店に行き、葵と侑哉さんも呼んで楽しく食べた。
/592ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1836人が本棚に入れています
本棚に追加