四章

11/36
前へ
/592ページ
次へ
「李遠!大丈夫か?」 「李遠ちゃん?」 熾遠と銘ちゃんに聞かれ頷いた。 その時、真っ赤な髪の人と綾さんが私達の方にきた。 『それが櫂翔の女か?』 「はい。李遠です。」 『悪かったな。沙綾が巻き込んだみたいだな。』 「いえ。魁さんの彼女さんと一緒だったから助かりました。」 櫂翔と魁と呼ばれた人が話をしてる中、綾さんが私に話しかけた。 『李遠ちゃん大丈夫?私の代わりにごめんね。』 「大丈夫ですよ。綾さんに怪我がなくてよかったです。」 そう話していると綺麗な女の人と銘ちゃんがきた。 「李遠ちゃん大丈夫?」 「うん。ごめんね銘ちゃん。」 『ちょっと銘愛。紹介しなさいよ。』 「はい。こっちが熾遠の妹で櫂翔の彼女の李遠ちゃん。 李遠ちゃん。この人は妃那さん。あそこにいる瑠榎さんの彼女さんだよ。」 「あ…初めまして李遠です。」 そう言うと妃那さんは抱きついてきた。 『やぁん。可愛い!初めまして。私は妃那。妃那ねぇって呼んでね?』 「はい。」 呆気に取られながら言う。 『敬語もいらないよ?銘愛ついでに紹介するわ。瑠榎の妹で魁の彼女の沙綾。』 『初めまして銘愛さん?』 「やぁ~。沙綾ちゃんも可愛い!銘って呼んで?」 『はい!じゃあ私は綾でいいですよ。』 「やだぁ。可愛い!」 騒ぐ銘ちゃんに言う。 「め…銘ちゃん。落ち着いて…。」 女の子だけで挨拶をしていると熾遠が来た。 「おっ。もう仲良くなったのか?」 そう聞かれ皆で頷いた。 「じゃあ…男も自己紹介するか。」 そう言い、櫂翔達を呼んだ。
/592ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1836人が本棚に入れています
本棚に追加