四章

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私達はジュースを飲みながら色々な話をした。 綾さんが三つ子で、瑠榎さんも双子の大家族とか…一番驚いたのは…。 「えっ!妃那ねぇって暴走族だったの!?」 私は妃那ねぇの過去に驚いた。 『3月に引退したけどね。』 「…そんな風には見えないのに…」 『だよね?でも妃那ねぇ強いんだよ。総長してたから。』 「李遠ちゃん。妃那さんと紅葉さんは、こっちでも有名だからね。強くて、綺麗だから。」 銘ちゃんの言葉に頷いた。 「ところで…紅葉さんって誰?」 私は知らない名前に聞いた。 『紅葉ねぇは瑠依にぃの彼女で妃那ねぇが総長してたチームの副総長だったんだよ。』 「そうなんだ。会ってみたいなぁ。」 『じゃあ今度遊びにおいでよ。』 「えっ?綾さん良いの?」 『うん。その時残りの兄弟紹介するね。』 「うわぁ。ありがとう!さっそく櫂翔に聞いてみる!」 そう言い櫂翔の近くに行った。 「櫂翔!」 「ん?どうした?」 「あのね?綾さんが今度遊びにおいでって。行きたいの。」 そう言うと、魁さんが言った。 『じゃあ夏休みに来い。海行くから一緒に行くか?』 「いいんですか?」 『あぁ。どうせチームの奴らと行くしな。沙綾もそう言うだろ。』 「李遠良かったな?魁さん。ありがとうございます。」 そう言いながら櫂翔は私の頭を撫でた。 「魁さん、ありがとうございます。私、綾さん達に言ってくる!」 嬉しくなり、ウキウキしながら、綾さん達の方に戻った。
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