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「綾さん!魁さんが夏休みに海に一緒に連れていってくれるって!」
『本当?じゃあ今年の海は大人数になるね!』
綾さんと騒いでいると、妃那ねぇが言った。
『魁も綾の考えてる事解るからね。綾が喜ぶなら何でもしそう。』
「何か…魁さんのイメージが違う…。前はクールで物静かだったのに…。」
銘ちゃんがそう言えば、妃那ねぇが言った。
『綾と付き合いだしてから、綾にだけ甘いのよ。瑠榎達と変わらないぐらいにね。それに櫂翔と熾遠も大分変わったよ?李遠ちゃんの影響かな?』
「そうなんですよ!妃那さんもそう思いますよね?熾遠がシスコンなんて知らなかった…」
笑いながら話す妃那ねぇと銘ちゃんがいた。
「俺はそんなに変わってないだろ?」
急に熾遠の声が聞こえたと思ったら、いつの間にか私の横にも櫂翔がいた。
綾さんは魁さんと話をしていた。
『魁、李遠ちゃん達と海行けるんだよね!?』
『あぁ。今年は去年の倍ぐらいの人数になるな。』
『楽しみだね。でもメンバーはどうするの?』
『あ?別の日に行けばいいだろ?』
『そっか!』
その話を聞き、メンバーって?と思い櫂翔に聞いた。
「ねぇ櫂翔?メンバーって?」
「あぁ李遠は知らないな。魁さんは隣の県の族の総長なんだよ。」
「へぇ…。」
そう話をしていると、瑠榎さんが笑いだした。
『あはは。何か一年前の綾見てるみてぇ。』
『綾も魁の事すら知らなかったもんね?』
そう話す妃那ねぇも笑っていた。
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