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目が覚めると、櫂翔の膝にいた。
櫂翔はソファーに座ったまま寝ていて、家のソファーじゃない事に悩んだが、良く見ると溜まり場だった。
「…あれ?」
何で溜まり場にいるのか一瞬解らなかったけど、起き上がり周りをみて思い出す。
…そうか…昨日そのまま寝ちゃったんだ…。
そう思いながら、ボ~としていると、綾さんに声をかけられた。
『おはよう李遠ちゃん。』
「あ…おはよう綾さん。」
そう言い、櫂翔達から少し離れた位置に綾さんと座る。
「起きるの早いですね?」
『そう?魁達が寝すぎなだけだよ。』
しばらく綾さんと二人で話していると、魁さんと櫂翔が起きた。
「…李遠?」
『沙綾…?』
同じ行動をとる二人に笑いながら、綾さんと近づいた。
「おはよう櫂翔。」
「…ん。」
そう言いながら、抱き着いてきた。
「櫂翔、ちゃんと起きて?」
寝惚ける櫂翔をしっかり起こす。
起こす私に櫂翔はいきなりキスしてきた。
すぐに唇は離れたが、皆に見られたと思うと、顔が真っ赤になった。
「櫂翔!」
「…あぁ…おはよ。」
そう言いながら抱き締められた。
寝起きの櫂翔は可愛くて強く言えないでいた。
そうしてると、魁さんの声が聞こえた。
『相変わらず櫂翔は朝弱いな。』
「魁さん、おはようございます。」
『あぁ。』
綾さんもいつの間にか魁さんに抱きしめられていた。
顔が赤くなっていたからキスされたんだなぁと考えていた。
しばらくすると、瑠榎さんや熾遠も起き出した。
皆が起きてから、朝食を食べに出かけた。
昼頃まで皆で遊び、綾さん達が帰る時間になっていた。
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