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ドルエードッドッド
ドルエードッドッド
「早く!早く逃げろー!!東の教会に行け!」
ドルエードッドッド
ドルエードッドッド
桶が転がり、荷物が転がり、荷馬車のタイヤと一緒に人も転がるように逃げていく。
「ぐずぐずするな!残ればすべて流される」
ドルエードッドッド
ドルエードッドッド
もう奴らの飛行音はだいぶ近くまで来ている。
せっかく、黒く染まった空をあいつらが赤くしに来る。
住民たちは、暗期の準備をしてたのに、
奴らのせいで中断された。
外支度もせずに、それぞれが少し前までしていた自分たちの行動にあった服装で、逃げ惑ってる。
「ママ!せっかく黒に戻ったのに、また私たちの街は赤で染まってしまうの?」
家を挟んだ向こう側から、鼻声交じりの少女の声が聞こえてきた。
奴らの飛行音が鳴り響く中よく聞き取れたものだ。
ドルエードッドッド
ドルエードッドッド
「だって、この前まで、守衛さんが一生懸命街を戻してたのよ。守衛さんがかわいそう」
ドルエードッドッド
ドルエードッドッド
「いつだって?じゃあ、ママの時もそうだったの。それなら、しょうがないね」
一度も彼女の母親の声を聞くことができなかった。
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