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想い
「じゃあ水野に告白は?」
すってーん!
まさかの質問に今度はコケる僕。
何やってんだよ、航輝の言葉が投げられる。
「し、ししししないよ」
「動揺しすぎ。」
「ぼ、僕みたいなのが水野さんに告白なんて、ねぇ」
「ねぇ?何?」
「き、気持ち悪いだけだろっ!?」
「お前、ルックス悪くないからイケるよ」
「そ、それに、沖縄行く奴に告白されても困るだろ、絶対!」
「つまんねぇの」
「航輝はつまんなくても、それが1番なの!じゃあ僕こっちだから」
分かれ道の右側をすたすたすたと逃げるように歩く。
「あいつ、同じ手と足出して歩いてる。」
航輝がにやりと笑ってるなんて知らないまま
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