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それから時間がたち、めだか達は王土との闘いが終わりエレベーターに乗り、『裏の六人』と雲仙二年生達を止めにいこうとしていた。
めだか「ところで!
すまんが都城三年生あと一回だけ――――
『言葉の重み』を使わせてもらうぞ。」
王土「ん?」
めだか「一階で戦っている連中を制圧するためにだ。
貴様もしっているだろうが、雲仙二年生は途中で戦いをやめるようなタイプではないのでな。」
王土「……ああ、そうだな。
『裏の六人』も止めてやらねばならんし。
よかろう。普通なる俺が承ったよ。」
めだか「うむ。
よろしく頼む――」ガタ
全員「!?」
めだか「……え?
何…何これ?」
めだか達がエレベーターから出ると、『裏の六人』と雲仙二年生達の体に巨大な釘が無数に刺さっていた。
「『裏の六人』が…全滅…だと?」
「チーム負け犬も…同じく全滅…ひとり残らず?」
善吉「なんだこりゃ…
何があったらこんな光景になるんだ?
まさか相打ちにでもなったのか?」
?『いいや。
相打ちじゃあこうはならないね。
十四人全員が同じように串刺しにされている。
どんなアブノーマルであろうと、自分で自分を串刺しにするなんて不可能だよ。
これは明らかに第三者の仕業に違いない。
一体どういう目的があってこんな面白半分の惨状を演出したのかは、さっぱりわからないけれど――』
善吉「!!
誰だ!」
?『おおっと!
早とちりしないでおくれ。
僕らが来た時にはもうこうなっていたんだよ。
だから。
僕らは悪くない』
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