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詩集「スパニッシュ・バタフライ」を書くにあたって。
俺の詩はいわゆる、
「文学的作品」に全く影響を受けてません。
詩を書く者の「端くれ」として、
詩の創作の「礎(いしずえ=基本)」が無いのはどうかなと思い幾つかの「文学的名作」とされる「詩集」を手にしました。
だけど此処までに俺にとって、
「文学」への「入り口」はついに見つかりませんでした。
俺が途中で「投げ出さない詩集」には出会えなかったって事です。
これはどういう事かというと、
俺には「文学的に詩を書く資質がない」という事です。
音楽や絵画、
あるいは漫画・小説などの表現方法を追求するならまず、
そのジャンルのファンであること。
それがその表現方法を追求する大前提だと俺は考えていました。
だから時として文学としての詩の表現の壁にぶち当たる。
この「文学への劣等感」を抱えつつ俺は開き直りました。
自分の「持てるもの」で
自分の「詩」を追求していこうと。
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