凪にただよう

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「いろいろ考えればきりがない。いまのところ大丈夫そうだしね」 お腹の中の血管や下肢の静脈瘤も爆発予備軍なのに、勢津の安心は、いつもの仕事ができること、につきるらしい。 それは同居する息子の<不安>でもあるが、仕事が激減する中、母の収入が大いなる魅力、戦力になりつつあるがために、ただ見守るしかなかった
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