02.転校ってマジですか

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確かに零にぃは怒ると怖いけど。 「ちゃんとこれから言うから大丈夫よー」 余り....イヤ、とても信用できないが、父さんが連絡入れてくれるだろう。そう信じてる、うん。 俺からは怖くて言えないよ.... 「あ、そろそろ俺は帰るな。茶、ごちそうさま」 「あらあら、忙しそうねぇ」 時計を確認しながら立ち上がった慧さんに、母さんはまるで人事のように言った。 …まぁ、人事だけどさ。 「じゃあな、セツ。明後日に迎えをよこすから」 そう言って、俺の頭にぽん、と手を乗せた。 せっかく会ったのにもう行っちゃうのか…… 少し淋しく感じていたのが顔に出ていたらしい。 「ふっ、そんな淋しそうな顔してんなよ。明後日にはまた会えるんだから」
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