03.転校生と副会長

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「おいっ、聞いてるのか!?呼んでるだろっ」 考え事というか、文句を頭で考えていた ため、ぼーっとしていたみたいだ。 「あぁ……悪い」 「まあいいぜ、俺は優しいからな!次から気をつけるんだぞっ」 な ん だ と ? ……まずい、 こいつは面倒なタイプだ。 会って間もないがこれだけは分かる。関わったら確実にうざい……! どうする、コイツと関わりたくない。一刻も早く離れたい。 しかし門が閉まっていることにはどうしようも無いんだよなぁ…… 「あの、貴方達が転校先ですか?」 不意に投げ掛けられた問いに門の方へ目をむける。 そこには腰まである金髪を一つに括り、眼鏡をかけた美人さんがいらっしゃった。 男、ですよね?
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