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「ただいまー」
「あら、せっちゃんお帰りなさい。丁度良いわ!お話があるから座ってちょうだい」
母さんに手招きされ、俺もソファーに座ろうと近づくと慧さんがこちらを振り返った。
「おかえりセツ。久しぶりだなぁ、また格好良くなったか?」
そう冗談まじりに言って優しく頭を撫でてくれる慧さん。それが嬉しくてつい頬が緩むのが自分でもわかった。
「慧さんこそ相変わらず格好良いよ!」
「はは、ありがとな。ほら、セツはこっちにおいで」
慧さんは軽く笑ってこっち、といって自分の隣を軽くポンポンと叩いた。
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