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瑞希は先日興信所からもらった資料を出し、再度内容を確認した。
もう何度も読んだ内容だった。
所々の写真を見る。
2人寄り添って歩く姿はもう瑞希と智紀ではあり得ない姿だった。
女性が1人で写っている写真も何気なくジッと見た。
智紀はこの人とどうやって知り合ってどんな風に男女の関係になったのだろう。
私とは違う会話と雰囲気と強さで彼女を抱いたのだろうか。
彼女には罪はない、と思う。
でも悪人になってもらわなければ自分の身が危ない。
だから申し訳ないけどあなたを恨ませてね…思いながら彼女をなぞった。
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