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瑞希は、やっと自分が年齢に追いついてない事に気が付いた。
結婚を意識してるつもりでもまだ現実として自分の中に入ってきてなかったのだ。
男遊びが激しい通子より婚期が遅れるなんて考えただけで恐ろしかった。
(私の方がスタイルも顔も上なのに…)少なからずそんな思いが根底にあった。
もちろん通子には微塵も出さないが。
そんな時、たまたま智紀が近くに居た。
地元では名のしれた企業に勤めているし、顔も悪くない。
会話は…あまり続かないけどそれはまだ共通の話題が少ないから。
とりあえず付き合ってみようかな、と軽い気持ちで智紀の誘いを受けた。
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