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(惣太郎)「何ですか?その方法って…」。
(高橋)「それはな…その二階堂にお前の実力を認めさせて,二階堂を野球部に戻るように説得するんだ」。
(惣太郎)「えっ!?」。
惣太郎は戸惑ってしまった。
(惣太郎)「そんなことできるんですか?」。
(高橋)「あぁ。お前ならきっとできる。二階堂を説得すれば,他の部員も間違いなく動くしな」。
(惣太郎)「はっ,はい…」。
自信なさげな惣太郎を見て,高橋はもう1つ惣太郎に打ち明けた。
(高橋)「実はな…お前の実力は前もって灘崎から聞いていたんだ」。
(惣太郎)「灘崎って…能登川の灘崎先生ですか!?」。
(高橋)「あぁ。灘崎とは高校時代の野球仲間だったんだ。お前が能登川の誘いを蹴ってうちに来ると報告があってな。それでお前のこともお前の実力も既に噂では聞いていた」。
惣太郎はその事実にも驚いてしまった。
(惣太郎)「そうだったんですか…」。
(高橋)「だからお前の実力なら必ず二階堂を納得させられるに違いない。自信持って行ってこい!!」。
高橋は惣太郎を後押しした。
惣太郎も…
(惣太郎)「野球部作るにはこれしかねぇか。やるしかねぇな」
と,心の中で決意し…
(惣太郎)「わかりました!!やってみます!!」
と,高橋に言った。
(高橋)「よし!!頑張ってこい!!」。
惣太郎はさっそくこのことを秀吾に話に行くことにした。
そんな惣太郎の背中を見送りながら…
(高橋)「松下…野球部の復活は俺の願いでもあるんだ。頼むぞ!!」
と高橋も期待をしていた。
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