白球高校入学

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(惣太郎)「いってきます!!」。 惣太郎は気合い十分で家を飛び出した。 この日はいよいよ高校の入学式。 それと同時に惣太郎の高校野球がスタートする大事な日でもある。 (惣太郎)「俺が野球部を変えなきゃいけねぇんだしな。厳しい環境だろうけど頑張るしかねぇな」。 惣太郎は張り切っていた。 (秀吾)「惣太郎!!おはよ!!」。 惣太郎が歩いていると,秀吾が合流した。 (惣太郎)「おう!!」。 (秀吾)「惣太郎,いよいよだな。準備はできてるか?」。 (惣太郎)「あぁ。やるしかねぇからな」。 (秀吾)「まぁ俺も協力するから…とりあえずは先輩の説得からだな」。 2人は野球道具も持参し,やる気満々で初日に挑んでいた。     ◇◇◇◇◇◇◇ 2人は学校に着き,それぞれクラス分けされた教室へ入った。 (秀吾)「惣太郎は2組か?」。 (惣太郎)「あぁ。秀吾は3組だから違うクラスか」。 (秀吾)「おう。じゃあまた終わったら迎えにくるわ」。 惣太郎は秀吾と別れて,教室に入って自分の席に座った。 惣太郎のクラスには中学から一緒の生徒は何人かいたが,仲の良かった人は全然いなかった。 (惣太郎)「香穂も秀吾と同じクラスかぁ。まぁそのうち仲良くなれるかな」。 クラスの名簿を見ても,知ってる名前は見当たらなかった。 (担任)「はーい!!それではホームルーム始めます!!」。 担任の先生が教室に入ってきた。 (担任)「このクラスの担任をすることになった高橋雅俊だ。よろしく。さっそくだが入学式に行くから各自体育館に向かってくれ」。 担任の高橋から指示され,さっそく体育館に向かった。 (惣太郎)「なんだあのえらそうな担任は」。 態度がえらそうな担任に当たり,惣太郎も少し機嫌が悪くなった。
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