330人が本棚に入れています
本棚に追加
(惣太郎)「しゃあねぇなぁ…俺の担任に何か知らねぇか聞いてみるか」。
惣太郎は職員室に行き,担任の高橋の元へ向かうことにした。
◇◇◇◇◇◇◇
(惣太郎)「失礼します。1年2組の松下です」。
惣太郎は座っていた高橋に話し掛けた。
(高橋)「おう,松下か。なんかあったか?」。
(惣太郎)「実は先生に聞きたいことがありまして…」。
(高橋)「野球同好会のことか?」。
(惣太郎)「えっ!?」。
惣太郎はかなり驚いた。
(惣太郎)「先生何でそのことを…」。
(高橋)「朝お前が野球道具を持っているのを見かけたからな。きっと今日から野球同好会に合流するんじゃないかと思ってたんだ」。
(惣太郎)「あっ,あぁ…」。
すでに見破っていた高橋に惣太郎は一瞬言葉が出なかった。
(高橋)「野球同好会のやつらなら部室に集まってると思うぞ」。
(惣太郎)「そっ,そうっすか。どうも。失礼します」。
惣太郎はそう言って,職員室を出た。
(高橋)「あいつが松下惣太郎かぁ…。確かにそれなりの雰囲気は持っていたなぁ」。
高橋は訪ねてきた惣太郎と接してみて,惣太郎に好印象を持った。
(高橋)「松下のやつ…同好会でこれからどうするつもりなんだ…」。
高橋は心の中で考えていた。
最初のコメントを投稿しよう!