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(惣太郎)「惣太郎…やっぱ無理じゃねぇか?」。
しかし惣太郎は諦めてはいなかった。
(惣太郎)「大丈夫。俺に任せとけって」。
惣太郎はそう言って踏み出した。
(惣太郎)「皆さん!!また野球やりませんか?俺たちと一緒に甲子園目指して頑張ってみませんか?」。
惣太郎が勢いよく部員たちに呼び掛けた。
それでも部員の反応は冷たかった。
(部員B)「お前,元気はいいみたいだな。でも俺たちは野球なんかしねぇし,もう練習もしたくねぇ。うちで野球やるなんか不可能だからよ。野球やりたいなら諦めてその辺のクラブチームに入った方がいいぞ」。
惣太郎とは説得するのを諦めてしまった。
(惣太郎)「そうっすか…。わかりました。失礼します…」。
惣太郎は部室を出ていった。
(秀吾)「おっ,おい惣太郎!!」。
秀吾も惣太郎の後を追った。
(部員C)「野球なんかできねぇよな」。
惣太郎と秀吾が部室から去った後,部員たちは話し始めた。
(部員A)「あぁ。野球なんかしたらあいつが黙っちゃいねぇよな…」。
(部員D)「あぁ…そうだな…」。
◇◇◇◇◇◇◇
(秀吾)「惣太郎!!待てって!!」。
秀吾は惣太郎を止めた。
(秀吾)「どうすんだよ。あれじゃあ野球部立ち上げるなんて無理だろ」。
(惣太郎)「あぁ。でも俺は諦めてなんかねぇよ」。
惣太郎は内心まったく諦めてはいなかった。
(惣太郎)「こんな軽い逆風になんか絶対負けねぇよ。絶対どうにかしてみせる!!」。
そんな惣太郎を見て,秀吾もまた気合いが入った。
(秀吾)「やっぱ惣太郎はそうじゃなきゃな。また明日から頑張ろうぜ!!」。
2人は励まし合って,その日は帰ることにした。
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