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(詩織)「松下くんって彼女とかいたりするの?」。
惣太郎はその問いに驚いた。
(惣太郎)「はぁ!?何でそんなこと聞くんだよ」。
(詩織)「ちょっと聞いてみただけ。彼女いるの?」。
(惣太郎)「別にそんなのいねぇけど…」。
(詩織)「そうなんだ。まっ,聞いてみただけだけどね。ちなみにあたしも彼氏募集中なんだよねぇ」。
意味深に話してくる詩織に,惣太郎は返す言葉に迷った。
「キーンコーンカーンコーン!!」。
チャイムが鳴り,担任の高橋が教室に入ってきた。
(高橋)「よーし!!ホームルーム始めるぞ!!」。
生徒は全員席についた。
(詩織)「なんだ…もう始まるんだ」。
詩織は残念そうに席に着いた。
◇◇◇◇◇◇◇
午前中の授業が終わり,昼休みに入った。
(詩織)「松下くん,一緒にお弁当食べない?」。
また詩織が惣太郎を誘ってきた。
(惣太郎)「わりぃ。今日は隣のクラスのやつと一緒に食うから。ごめんな」。
惣太郎は詩織を避けて,秀吾の元へ向かおうとした。
その時…
(高橋)「松下!!」。
担任の高橋が惣太郎を呼んだ。
(惣太郎)「はーい!!」。
(高橋)「ちょっと来てくれ!!話がある」。
(惣太郎)「わかりましたー!!」。
惣太郎は高橋の方へ向かった。
◇◇◇◇◇◇◇
高橋に廊下に連れてこられて,話し合いが始まった。
(惣太郎)「話って何ですか?」。
すると高橋は…
(高橋)「昨日同好会のやつらのとこへ行ったのか?」
と惣太郎に聞いた。
(惣太郎)「はい,行きましたけど…それがどうかしました?」。
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