転校生

6/6
前へ
/80ページ
次へ
そうこうしているうちに始業式も終わり、帰る時間になった。 「今日も暑かったね!あっ、そういえば今日話すの初めてだね。まぁ昨日も会ってるからいいよね笑」 話しかけてきたのは一番仲がいい友達のえりだった。 「最近毎日遊んでたからね!それより宿題写させて!お願いします!」 「えー?じゃぁ先生には忘れた事にしとくから明日は必ず返してね。」 「約束する。ありがとう!」 と会話してると俊君が上野君を連れてきた。 「なおちゃん、今日上野君も一緒に帰っていい?」 「あっ、全然いいよ!上野君よろしくね!」 と言うと彼は恥ずかしそうに 「うん、よろしく」 とだけ言った。 家の方向が一緒な事もあって、いつも私とえりと俊君で帰っていた。 今日からは上野君が一緒に帰る事になった。 なんだか嬉しいような、そうじゃないようなよくわからない感じがした。
/80ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加