竜の章 その2

12/55
前へ
/598ページ
次へ
数日の落ち込み期間を経て、竜斗は行動を起こした。 放課後、いつものように翔太が竜斗を遊びに誘おうとしたが、竜斗は帰りの会が終わるとランドセルを背負いながら急ぎ足で教室を後にした。 「おい、竜斗っ!何急いでんだよぉ!?」 「んー?ちょっとなー。」  言い終わらないうちに、竜斗は教室を出ていた。 答えながら竜斗の頭はこの後の計画でいっぱいだった。
/598ページ

最初のコメントを投稿しよう!

231人が本棚に入れています
本棚に追加