目覚め

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「なにをいきなり?」 クラウは言い知れぬ不安感に揺れた。 エルフは無意味な言葉など吐きはしない。 「ん?何が?」 しかしウェルはといえば本当に気付いてないのか、誤魔化したいのか、どっちつかずの反応を返すのみ。 知りたくないという気持ちも手伝い、クラウは話を逸らすことに決めた。 タイミングの良いことに、目の前には開けた空間が、そして直径を計れないほどの池が広がっていた。
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