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カリアのいたとき、
同じような子供はたくさんいた、が…
次第に、飢餓で飢え死に、
時には盗もうとして店の者に殺され、
時には、拉致されて売り飛ばされた。
フェアルと出会うまで、
カーフは、一人だった…。
「うーん…」
「いないの?」
「ううううううううううん」
「長いよカーフ」
「ははっ」
すべて食べ終わると
カーフは立ち上がった。
「ちょっと探してみる」
「うん?」
「だって、その人困ってるだろうし」
きっと後悔して戻ってきたのかも
そう思ったカーフは
探そうと思ったのだ。
「うん!
待ってるね!」
その些細な一言は
カーフの心に響いた。
「うん、待ってて」
嬉しそうに家を出て行った。
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