第三話

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カリアのいたとき、 同じような子供はたくさんいた、が… 次第に、飢餓で飢え死に、 時には盗もうとして店の者に殺され、 時には、拉致されて売り飛ばされた。 フェアルと出会うまで、 カーフは、一人だった…。 「うーん…」 「いないの?」 「ううううううううううん」 「長いよカーフ」 「ははっ」 すべて食べ終わると カーフは立ち上がった。 「ちょっと探してみる」 「うん?」 「だって、その人困ってるだろうし」 きっと後悔して戻ってきたのかも そう思ったカーフは 探そうと思ったのだ。 「うん! 待ってるね!」 その些細な一言は カーフの心に響いた。 「うん、待ってて」 嬉しそうに家を出て行った。  
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