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待っててくれる人がいるのは
とても嬉しいことで。
「探してたのはどの人だ?」
スラム街をくるくると回ってみる。
「いないよなぁ」
するとそこに、
人はいた。
「おや、カリアの言ってた子供ってあんたかい」
しかし、
その人はフェアルの言っていた人ではなさそうだった。
「カリアも何を考えているのかねぇ」
魔女のようなお婆さん。
例えるなら、まさにそれだろう。
「こんなのを子供だなんてねぇ」
その老婆は、
カーフを、
見つめて言った。
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