第三話

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待っててくれる人がいるのは とても嬉しいことで。 「探してたのはどの人だ?」 スラム街をくるくると回ってみる。 「いないよなぁ」 するとそこに、 人はいた。 「おや、カリアの言ってた子供ってあんたかい」 しかし、 その人はフェアルの言っていた人ではなさそうだった。 「カリアも何を考えているのかねぇ」 魔女のようなお婆さん。 例えるなら、まさにそれだろう。 「こんなのを子供だなんてねぇ」 その老婆は、 カーフを、 見つめて言った。  
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