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十数分してから、ようやく不良2人は去っていった。
オレは、その場から動けずに座り込む。
怖さから足がガックガクで、立っていられない。オレは今 半泣きだろうか…。
こ、怖かった……と思った瞬時に、いきなりすごい吐き気に襲われたオレはその場に嘔吐してしまった。
「げえっ…ぐ…っ」
オレは服の袖で口をぬぐい、ふらふらと立ち上がる。
やっぱり不良は許せない…。オレが何をしたというんだ…!
もとから体が弱いオレを、これみよがしにイジメやがって…。
たとえ、どこの不良であれ こんなヤツらばかりだろう。早くオレがなんとかしないと…!
この日、オレはまた一段と不良への憎しみを深めたのだった。
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