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あれから2日がたち、例のパソコンで買った品が届いた。
初めてソレらを生で見たオレは、当然あっけにとられた。
いや、弱気になっちゃダメだ!いつまでたっても弱虫なんかじゃいられない!
早くアイツらを、こらしめなければ…!!
…でも、まだこれを使えるような状態じゃない。慣れるまで…もっと後になってから使おう。
オレは新品のソレらを部屋のベッドの下にしまい込んだ。
「…どうしようかな…」
オレは、これからどうしようというアテがなく、もう一度ふらっと外に偵察しに行こうかと悩む。
もちろん、あの酔っ払いの不良に会った日以来、外が怖くて1歩も家から出れやしなかった。
だがしかし、いつまでたっても外に出ないとなると、復讐とか以前の問題になってしまう…。
がんばれ、オレ!
オレは恐る恐る玄関のドアを開ける。…誰もいないみたいだ。
素早く外に出ると、周りをキョロキョロと見回した。よし…不良はいない。
「って…、不良怖がってて どうするんだよオレは…」
本当にその通りだ。不良をこらしめようっていうのに、オレは何をしているんだあああ!
もっと堂々としてみようか…。
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