†第一幕† 黒崎一護篇

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夏、蝉が忙しく鳴き始めた頃。 俺はオマエと出会ったんだ。 初めは、そんな気なんてなかった。 人間に対する、 “好き”とか“嫌い”とかいう感情があまりない俺は、初めて人を愛した。 自転車でウチの前を通っていたのを見たのが春の終わり頃だった。 見たことの無い…奴だった。 その数日後、俺のクラスである3組の隣、4組にオマエは転入してきた。 4組にたかる生徒を掻き分け、オマエを見たときは…正直嬉しかった。  
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