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放課後、俺たちは屋上にいた。
夕日を眺めながら話をしていた。
するとオマエは、急に真剣な顔で俺を見てきた。
一護「な…なんだよ」
「一護、私…私一護が…好きなんだ…」
頭に、言葉が響いてくる。
一護「…俺…を…??」
オマエは黙って頷き、俺に背を向ける。
「ご…ごめんなさい、迷惑かもしれないけど…どうしても言いたくてっ…」
小さく震える背中を俺は、後ろから抱きしめた。
「っ…?!!」
一護「俺も…俺もオマエが好きだ…」
「…良かった…」
オマエは、俺の腕を両手で握った。
∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴
ある日、俺は屋上に呼び出された。
屋上に着くとオマエは、しゃがみ込んで肩を震わせていた。
一護「っ…!?○○っ!?どうしたんだ…」
「い…ちごっ…私…やだよっ…」
○○の胸からは、鎖が伸びていた。
鎖を辿ると、下に○○が横たわっていた。
鎖を見た時点で気付いた。
“○○は、死んだ”
一護「なんで…」
「分かんないっ…分かんないよっ…一護…」
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