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(こんにちは。
こんばんは。
おはよう。諸君(笑))
ある少年が無表情の中で、心では目のまえにいる者達を嘲笑っていた。
大変腹が黒い者であることがお分かりだろうか。
しかし。
――――――この少年こそが、この物語の主人公である。
前置きはこのへんにして、彼の名前は弧芯闇兜。
ん?読めないと?
こしん、やみと。
それが彼の名前であり、なんともそのまんまの性格を表している。
その証拠に、お年寄りが例え困った目で誰かを回りをみてても、華麗にスルーしちゃう彼。
たとえ知り合いが喧嘩に巻き込まれてようが、横断歩道を通過している女の子がトラックに跳ねられそうなときも、またまたそのまま見てた彼。
ほんとうに、主人公なのだろうか?もはや人なのか?
……………考えてもしょうがないのかもしれないが。
ここでさらに彼がよく、人に言われることばを教えよう。
まさに、彼をしるにはもってこいだ。
“チキン”“へたれ”“冷酷人間”“顔だけ野郎”“血も涙もない人形”
まぁ、こんなぐあいで。
(否定はしないぜ?
それが俺だから。
…なんか、かっけぇ(笑))
言われる度に彼は無表情で、心では相手を嘲笑っていた。
彼は、先ほどの紹介どうり、人としては残念な部類にはいる。
よく、一目惚れで告白されることはあるが、大体そういう者達は
「顔はよくても、中身が最低だった」
と、決まり文句で言われるほどだ。
見かけで判断されて断れば泣き出して意地でも付き合ってきた者ほどそうだった。
ただ、自慢したいだけだったのがよく分かる。
まぁ、彼の災難とも自業自得とも言えるものを話しているうちに、どうやら時間なようだ。
ほんとに今更ながらに彼の状況を彼に言わせれば、「かなりめんどくせぇ」状況だ。
それは、彼は学校に通う男子中学生。
そして、卒業式が終わったところだ。
闇兜は知識はある方だから、行こうと思えば県で一番の高校にもいけただろう。
しかし、それは絶対に闇兜は嫌だった。いろいろな理由があって。
ま、正直にいえばめんどくさい。というのが闇兜の本心でもある。
そして、いまの状況はそれらが合間って作り出されたものだ。
(あぁ…厄介ごと嫌いなのに。)
やはり無表情で、彼は思った。
。
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