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「さあ。まとまりました?」
相変わらずにこにことしながらそのひとはいった。
「んまぁ…一応。」
闇兜は、とりあえずうなずく。
「ふふふ。なら、質問タイムだね!!」
「は??」
「じゃあ、いっくよー!?」
闇兜の疑問を訴えるこえや顔を(絶対わざと)無視して、その人は何やら始めた。
そして、どこからかホワイトボードと、ペンや消すやつをだすと、闇兜をじっとりみつめた。
「じゃあ、まず。説明させてもらいまぁす。」
「あ、あぁ…」
もはや、勢いに押されっぱなしの闇兜。
内心は押されるというより『めんどくさいから適当にへんじすりゃいいだろ。』とか考えていたが。
「では!自己紹介からぁ。私の名前は【ユリナ】ですぅ??一応、天使ですよぉ?仕事は魂の仕分け係的なぁ??あなたはぁ??」
「あ?俺は【弧芯闇兜】で、男子中学三年生だった。」
いきなり振られながらも、きちんと答えた闇兜。
「…………」
しかし、さっきまでふにゃふにゃしていた表情をけし、無表情になったやっぱり天使だったユリナ。
「?!?!?!?!?」
流石の闇兜も、いきなりの無表情には、すこし恐怖をおぼえ、疑問も持った。
{なんで、いきなり無表情に?なんだ?名乗っちゃいけなかったのか?}
「ううん…いいんだよぉ?」
{じゃあ、なぜだ??って…………俺の心読むなよ。}
「ごめんごめん。」
実は、ユリナがいるこの空間では、闇兜はまさに異常な存在だった。
。
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