83人が本棚に入れています
本棚に追加
「テメェ一人で俺達をボコボコにするだと?逆にボコボコにしてやるよ!」
リーダーの男が俺に向かって走り出した。手にはナイフが握られていた。
オイオイ…武器に頼ってるんじゃ終わってるよ…
「テメェに能力なんて必要ねぇよっ!!!!」
「死ねーっ!!!!」
男がナイフを振りかざした。それをギリギリの所で交わす。
ドゴッ!!
男の腹を思い切り殴った。男は「グフッ…」と声を上げて地面に倒れる。
「で、あんたらはどうする?相手になっても良いけど、ケガしない保証はねぇよ?」
「クソッ!!覚えてろ!!」
俺が残った不良達を睨むと不良達は負け惜しみを言いながらリーダーの男を担いでどっかに行ってしまった。
「弱い犬ほどよく吠えるってか…あ、君大丈夫かい?」
「あ、はい。ありがとうございました」
幸い女の子に目立った傷とかはない。
「俺は北浦龍って言うんだ君の名前を教えてくれないか?」
最初のコメントを投稿しよう!