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「こんにちは」
「クイーン!」
私はいつものように大好きな薔薇園を歩き、女王の部屋に飾る薔薇を摘んでいた。
振り返れば、そこには私の敬愛するクイーンがいた。
私は女王の笑顔が大好きだった。
私と彼女の出会いは、ほんの数年前だが、私たちの絆は固かった。
魔女だ悪魔だと貶されて生きてきた私を、彼女は一人の人間として接してくれたのだ。
私の出した魔法の花火をを"綺麗ね"と、花火よりも綺麗に微笑みながら言ってくれた。
彼女が喜んでくれれば、私も嬉しかった。
こう…胸が温かくなるような。
それは何らかの魔法にかけられたと思うほどに、幸せで平穏な毎日だった。
彼女は一国を治める人物だ。
そう易々と行動は出来ない。
私はそんな女王の友人であると共に、彼女の手足になろうと思った。
少しでも、彼女が喜んでくれるように。
私の心を救ってくれた女王に少しでも恩返しできたらと。
女王の愛するこの国が、いつまでも幸せであるように。
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