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ちなみに現在時刻は8時丁度。
学校は9時からで、俺の家から10分程度で行ける。
「今日入学式だし…早めに行くか…。」
俺はパンをくわえ、鞄を持ち家を出た。
中学校時代の俺からしたらあり得ないほど早く出ていた。
遅刻常習犯だし。
俺。
「今日はなんか…良いこと起こりそうな気がする…。」
俺が少し微笑を浮かべて曲がり角を曲がった瞬間……。
ガシャーン
がっつり自転車に引かれました。
さっき良いこと起こりそうって言ったのに…。
「はわ、はわわわわわ!あ、あ、あの!だ、大丈夫ですか!?」
「あぁ!?大丈夫じゃねぇよこの……」
続きの言葉が出なかった。
だって目の前には超可愛い美少女がどっかの朱○さんのごとくあたふたしている。
「ごめんなさい!前見てませんでしたっ!」
なんか目にも止まらぬ速さで頭を下げている。
「いや…大丈夫なんで…頭を上げて下さい。」
瞬時に態度が変わった俺だった。
だって男の子だもん☆
オイ、今キモいとか思ったやつ挙手しろ。濡れタオルでしばき回してやるから。
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