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｢きゃ!｣
思わず立ち上がった。
すると後ろを歩いて通り過ぎようとした担任の阿形先生にぶつかってしまった。
｢あっ先生すいません!!｣
｢大丈夫大丈夫｣
阿形先生は満面の笑みでそう言ってくれた。
相変わらず爽やかだ。
｢じゃ急いでるから!｣
そして爽やかに走り去った。
廊下は走っちゃいけないんじゃ…
｢先生が廊下を率先して走っていいのかな?｣
真理も同じことを考えてたらしい。
｢それにしても唯は天然というかおっちょこちょいだな｣
｢違うよ!｣
｢あらら無自覚か…｣
失礼な!
｢悪い男にはひっかかるなよ、天然ボケを狙う悪い男が多いから｣
｢だいたい天然ボケじゃないし!｣
真理は呆れた顔をしていた。
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