2人が本棚に入れています
本棚に追加
/17ページ
「もう!!返信こないし!!」
何をやってるんだか修一のやつは!
私は意味もなく携帯を開いたり閉じたりした。
すると隣にいた春樹に頭を撫でられた。
「修一は月に一回のデート中だよ。邪魔してやるな」
「ふぅん…修一よかったじゃん!」
「あいつも物好きだよな、遠距離なんて」
「しょうがないでしょ、修一は陸上の強い高校を選んだんだから」
「陸上っていうか…灯真私立はスポーツのための学校だからな」
「春樹も剣道強いしね!」
そう言って春樹の腕にしがみつく。
「まあそれなりにな」
これが私の「いつも」
今まで積み重ねてきたもの。
最初のコメントを投稿しよう!