刺激

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「……ぐはーっっ!!」 読んでいた小説を投げ出し、机の上に突っ伏す。 「もー、何やってんの」 本棚の整理をしていた男が、床に落ちた小説を拾いにきた。 「だって~…」 言いかけて、再び脳内で小説内ででてきた言葉が浮かぶ。 ぎゃっ!と、顔を真っ赤にして、机に額を押しつける。 「この小説、16才の女の子には刺激が強すぎたかな?」 首を傾げながら、パラパラとページをめくる。 ところどころ「へ~」だとか「おぉ?!」だとかいう反応がうざい。 「強すぎです!」 キッと男を見ると、立ち上がり、店を出た。
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