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夜、ベランダの向こうに人の気配がした。
俺の家は一階で、みんなベランダ前に集まるが、その日は確かに他の奴の気配だった。
俺は電気もつけずに、こっそりと窓から外を覗こうとした。
その瞬間、窓が割れた。
拳大の石が飛んできた。
石は2、3個飛んできて、窓を割って部屋の中に転がってくる。
俺はすかさず身体を丸めてうずくまった。
隣の兄貴の部屋と、奥の父親が寝てる居間に電気が灯った。
それを察してかのように、外の奴等は笑いながら走り去った。
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