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学校に着いた。
門の前には正樹達が座っていた。
数は20人ぐらいで、中には下の子までいる。
正樹が俺達に気付いた。
ニヤリと笑い、周りの奴らにも目で教えた。
周りの奴も、ニヤけた顔でこっちを見た。
下の子が立ち上がり、肩を風できるように、大袈裟ながに股歩きで近寄ってきた。
『先輩、遅刻っすよ、遅刻。ビビって眠れんかったんすかぁ?。それとも寒くて死んどったんすかぁ?。あ~?せ・ん・ぱ・い』
クニがキレた。
ただでさえ昨夜のことで頭にきてたのに、こんなくそガキに舐められた口調で言われたら…。
クニは、重い拳を腹にぶち込んだ。
にぶい音と共に、腹を押さえてうずくまった。
そのまま顔面を蹴りあげた。
『おい、コラ、正樹よ。昨日ののはやっぱお前が犯人か…おい。秀幸の命令かぁ?…それとも正樹、お前が跳ねてるだけかぁ?。…ま、お前は許しゃ~せんど、おい』
クニは走って正樹に飛びかかった。
すかさず俺達三人も後を追うように飛びかかった。
校門の前での乱闘は直ぐ様先生方の目に入り、止めに入りにきた。
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