崩壊

5/5
前へ
/60ページ
次へ
来る!? そう思った時、赤いパトランプとサイレンが… 警察だ! 助かった… 正直そう思った。 秀幸はまだ遠くのパトカーを見るや否や 『はっは~、ポリがなんなら。早ぉ来いや…殺しちゃるけぇ』 そう言いながら、パトカーが来る方向に、拳を鳴らしながら歩いて行った。 『!、秀幸さん、何を言いよるんですか。これでパクられたら…また鑑別ですよ。とにかく…逃げにゃ~』 正樹は手薄の道を指して秀幸に言った。 秀幸は… 『はっはっは~…何を言いよるんなら、正樹よ~。…そがぁなんじゃけぇ…お前は…』 と、正樹に近づき殴りつけた。 仲間も警察も関係ない…。 これが秀幸か…。 警察が到着した頃、結局どさくさ紛れに正樹と秀幸は逃げ去っていた。
/60ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加