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相変わらず俺達は退屈を嫌った。
刺激が欲しいわけじゃなく、ただただ退屈な時間が嫌なだけ。
退屈から身を潜めるように、忙しいフリをした。
刺激的な毎日を求めるフリをした。
けど、退屈はつきまとう。
みんな分かっている。
あの出来事の意味のなさを…。
それが俺達を苦しめていたんだろう。
前に進む力を失っていたんだろう。
必要もなく暴れたけど、虚しさだけしか残らず、笑い声が曇ってる。
よけいにそれがみんなをイラつかせる。
退屈さに輪をかけて、みんなをイラつかせた。
そして中学三年…
義務教育最後の一年になった。
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