日直

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「もう和服野郎の話はいいや」 「おまえ…先輩に対して野郎はないだろ」 桂斗の言葉はすぐに黙殺される。 奏空にとっては、それほど柊木柚希には因縁のようなものがあった。それはどこまでも、一方的なのだが。 「あんたは、中学校から吹部なんでしょ?高校でもやるの?」 話題を逸らすように、聞く。 「もちろん」 あざやかなほどの即答だった。
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