見えてきた。地方都市のバス路線の悲哀。

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見えてきた。地方都市のバス路線の悲哀。

県庁と松江宍道湖温泉駅のバス路線をマスターした。 松江駅から県庁まで歩いた事がある。約40分である。経由地に県庁があるバスに次々乗って見た。 そして、わかった。 バス停で言うと 県庁南入口→県庁前→県民会館前→県庁南入口とループしてから、目的地へ向かうバスが余りに多い。 つまり、目的地に向かうのに、県庁前を経由する必要のないバスまで、迂回させているのである。 全部がそれなら、諦めもつくが、県庁前を経由することが迂回にならないバスは、県庁南入口→県庁前→県民会館前→いろんな次のバス停、という走り方をする。 また、ループ部分は一方向にしか回らない。つまり、逆方向から来たバスも、ループ部分は同じ回りかたをする。 さらにループしないバスは、素直に逆コースを取る。 松江駅から県庁南入口に至るルートは、まず途中にある堀川をどの橋で渡るかで経路が別れ、宍道湖をどの大橋で渡るかで別れ、困った事に、一方通行があるため、往路と復路で渡る橋が違うバスがある。 これが、松江市内の路線バスを複雑怪奇にしていた理由であった。 ほとんどの路線を県庁前に無理に引き込もうとするから、こうなるのである。
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