おとなの修学旅行・島根

見えてきた。地方都市のバス路線の悲哀。

松江宍道湖温泉駅も事情は同じである。

松江宍道湖温泉→福祉センター→松江宍道湖温泉駅という走り方をして、大迂回する。注意深くバス停を見ていただきたいが、松江宍道湖温泉と松江宍道湖温泉駅は、別のバス停の扱いである。
松江宍道湖温泉駅は、駅前のバスターミナルに入り、松江宍道湖温泉は、バスターミナルを少し離れた駅裏に着く。
こちらのループは、ご丁寧に、逆コースもある。
松江宍道湖温泉から松江宍道湖温泉駅まで徒歩40秒の距離を、5分かけてバスに乗っても良いし、定期券も買えるが、始末が悪い事に、松江宍道湖温泉駅までの定期で松江宍道湖温泉で降りようとすると、経路外乗車になってしまう。
要するに、障害者福祉センターにバスを引き込むために、おかしなループ路線を作っているのである。

島根県庁、障害者福祉センター、どちらも県の施設である。松江の路線バスの大迂回は、県庁が元凶だと判明した。

更に、
「一畑本社前」
というバス停があり、松江宍道湖温泉駅から歩いて2分とかからない。
一畑バスは、松江駅が終着でなく、松江駅を経由して、くにびきメッセの前を通り、一畑本社前に着く。
実質松江宍道湖温泉駅と同じで、一畑バスは、松江駅と一畑本社前の間を、ほぼ最短ルートで走る。

何がおこるか。
一畑電鉄の電車に乗り継ぐために、松江駅から松江宍道湖温泉駅に行こうとする者に取っては、障害者福祉センターを迂回させられてまで、松江宍道湖温泉駅バスターミナルに行くより、一畑本社前に行く方が早いという事が起こる。

これが松江駅から、松江宍道湖温泉駅まで歩いて30分の距離にバスで40分～50分かかる原因であった。
松江宍道湖温泉駅ゆきのバスで、ご丁寧に、前述の県庁前ループと、ここの障害者福祉センターループを両方迂回してから、バスターミナルに行くバスがある。

一畑ホテル・ホテル白鳥、どちらも結婚式のブライダル牧師で行く事が多い。

いつも、経路がわからないから、最悪の50分を見込んでいたが、やっと地獄から解放された。
最後の二分を歩いても良い。これからは、一畑本社前ゆきに乗る。