仕事の鬼

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午前9:00。 朝のミーティングだ。 「皆さん、おはようございます。今日は〇〇会社と〇〇会社との会議が午後15:00から。担当の方はしっかりと準備しておいてください。それから………」 私たちの前に立っているのは 片岡 洋介(カタオカ ヨウスケ)。 次期社長候補とも囁かれる、有能な人材。私たちの上司。 普段はこのオフィスの隣にある仕切られた部屋で仕事をしている。 社員たちの中では"冷徹メガネ"と呼ばれているらしい。 しかし私から見れば仕事が出来る上司……そう、尊敬に値する。 いつかはあの部屋は私の………など妄想は尽きない。 片岡 洋介がオフィスを出ていく。 「片岡さん!明後日の〇〇会社との会議の資料と書類です。一応私なりにまとめてみましたが、どこか訂正などあればご指摘お願いします」 「ん…。今日中には見ておきましょう」 書類の束を手渡す。 「お願いします」 私たちはお互いの仕事場に戻った。
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